チェロのように

愛おしい瞬間について書いていきます。

走る

私は、時々色々な思いに惑わされます。あの時ああしていれば良かったという後悔の念、これからどうなるんだろうという将来への不安などが私を襲います。頭の中で負のスパイラルがぐるぐる回り始めます。

 

そんな時はどうする?走ります。ただ、ただ、走ります。仕事から帰宅後、家の近所を走り回ります。

 

私の好きな本に三浦しをんさんの『風が強く吹いている』があります。箱根駅伝に出場したいと願う大学生の主人公2人(ハイジとカケル)が、他のメンバーと共に真剣に走ることと向き合い、夢に向かって挑戦します。カケルは高校時代天才的なランナーと言われていましたが、当時の陸上部の監督との間で問題を起こしたため退部になった過去があります。ハイジがそんなカケルに言います。

 

「いいか、過去や評判が走るんじゃない。いまのきみ自身が走るんだ。
惑わされるな。振り向くな。もっと強くなれ。」

 

過去の名声や失敗に囚われ、走ることに躊躇する主人公に対してかけられた言葉です。

 

だから、私も走ります。

 

様々な思いから解放され、ただただ「今ここ」に存在する私に出会えます。

 

 

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